しみるけいさんによる写真ACからの写真 ≪ 四、私の顔、なんか変? 16 ≫「そ! ……そんなことは……」 だが、否定しようとしても、反論を見つけることができなかった。(どうしよう……) まさか自分の内面にそんな想いが眠っていようとは。「ない、とは言えないですよね?」 断定的な物言いに、菜穂子は視線を逸らす。「……ま、まあ……確かに……」 嘘はつけない。せめて動揺していることを悟られないよう答えるのが精一杯だった。一つ前を読む 小説の部屋に戻る 次を読むオープニング背景画像: acworksさんによる写真ACからの写真