夕立 5
K-systemさんによる写真ACからの写真

  三



 翌朝、前日届けられた書類へ一睡もせず目を通したわたしは、一番に叔父へ連絡をとった。

仕事を受けるため、である。


 叔父が半ば強引に送りつけてきた書類の内容は、
彼の予想した通り、わたしの興味を大いにそそるものだったからだ。

とは言っても、正直まだ半信半疑ではあったのだが。

夜が明けて間もない時間だというのに、
コール三回でスマホに出た叔父へその旨を告げると、彼は大層喜んだ。


「それじゃあさっそく仕事に入ろうか。先方も大分苛ついているようだし」
「わざわざ待たせてたんですか!」


 いつもの叔父らしくない行動に呆れ声を荒げると、なんとも歯切れの悪い答えが返ってきた。

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オープニング背景画像: K-factoryさんによる写真ACからの写真