夕立 7
K-systemさんによる写真ACからの写真

  三



 足がもつれて、なかなか思うように進めない。

三ヶ月の間自室に篭り自虐的な自問自答を繰り返しているうちに、
体力もすっかり衰えてしまっている。

だが、それでもわたしはまだ生きていた。

立ち止って、息を吐く。

結局のところ、自分は生きることを望んでいるのかもしれない。

自ら死を選ぶことなどできはしないのだ。

分かってはいても、それを認めるのは酷く怖い気がする。

わたしは自らの思考を無理やり閉ざし、ひたすら目的地を目指した。

一つ前を読む   小説の部屋に戻る   次を読む





オープニング背景画像: K-factoryさんによる写真ACからの写真